今さら聞けないRPAのあれこれ①

RPA ブログ

読者のみなさま!こんにちは!!Apachanです。
ここ数年RPAという言葉を耳にする機会が増えてきていますが、今回はRPAを全く聞いたことがないという方向けに少し深堀りしていきたいと思います。

目次
1.RPAとは?
・概念
・歴史
・流行
2.RPA登場の背景
・働き方改革
・背景
・RPA登場の理由
3.RPAとマクロ
・主な違い
・RPAの落とし穴
・RPA成功の要素
まとめ

1.RPAとは?

・概念

RPAは、Robotic Process Automationの頭文字をとった略称であり、ロボットがオフィスワーカーの日常的なPC作業を代行、もしくはそういった概念そのものをさします。
ロボットといっても、○ラえもんや○ンダムのような物理的なロボットが登場する訳ではありません。一般的にはクライアントPCやクラウド上のソフトウェアを起動して動作することになります。

・歴史

WinActorやUiPathは2010年代半ば頃から製品の原型となるものが登場してきています。当初のWinActorは、UMS(Unified Management Support System)という概念のもと、社内の複雑多岐に渡るシステムの入出力の自動化を主として考えられていたようです。
開発当初の利用目的から考えると現在の爆発的な普及は全く想像できなかったのではないでしょうか。。。

・流行

世間一般で認知されてきたのは2016年後半〜2017年初頭からとなります。Googleトレンドを見ると、同時期より日本、及び日本を含めた全世界のGoogleでの検索数が上昇してきているのが分かります。

“RPA”検索キーワード(すべての国)

2.RPA登場の社会的背景

・働き方改革

日本でのRPAを知る上では「働き方改革」をまず知らなければなりません。「一億総活躍社会」という言葉も記憶に新しい方もいるのではないでしょうか。働き方改革は、その名の通り、労働者の働き方をより良い方向に改善していくことを目指す改革です。

・背景

背景としては、高齢化や出生率低下に伴う生産年齢人口(15-64歳)数、比率の減少があります。要するに働き手が少なくなり、加えて働き手の負担が増えるということです。結果的に、日本は国際競争力が低下して相対的に貧困になると言われています。

    働き方改革の背景

  • 生産年齢人口の減少
  • 長時間労働の増加
  • 労働生産性の改善

・RPA登場の理由

そういった問題を解消するために、労働生産性の向上が不可欠となります。少し極端な例ですが、今まで2人で行っていた作業を同じ時間に1人で行うことが重要です。「同じ時間」ということがポイントです。気合と根性で何とかなる問題ではありません。
そのためのひとつの手段としてロボットのチカラを活用しようというのがRPAが注目されている理由にあたります。

3.RPAとマクロ

・主な違い

RPAを考える上でExcelのマクロ機能との違いを整理した方がいいかも知れません。PC上の定型作業を自動化する手段という広い意味ではRPAもマクロも同じですが、自動化する対象に違いがあります。マクロはOfficeアプリのみですが、RPAはOfficeアプリ含めたPC上の全てが自動化の操作対象となります。その他の違いは下表を参照してください。

<RPAとマクロ(VBA)の違い>
RPA マクロ(VBA)
費用/ライセンス 0~数十万円 0円 ※Officeライセンス料のみ
操作対象 PC上の全て Officeアプリのみ
プログラミング知識 必要 必要
コード記述 不要な場合が多い 必要
安定性 △?
処理速度 △?

マクロはVBAというプログラミングと合わせて使うことで、より便利に実務で利用することができるためコード記述は必要としています。
※ RPAといっても製品により性能が大きく変わるためここではクライアントPCで動作する一般的な製品を想定

・RPAの落とし穴

RPAが決して「銀の弾丸ではない」ことはまず始めにおさえた方がいいでしょう。RPAがプログラミング不要という謳い文句を耳にしますが、実際のコード記述はないにしても変数や順次実行、条件分岐などプログラムの基本知識はあった方がいいでしょう。
また、動作するロボット(シナリオ)の作りによっては安定性に欠けたり、処理速度に問題がある事もあります。正しい使い方を習得する時間は少なからず必要になります。
Officeアプリの自動化に限れば、マクロ(VBA)の方が向いているケースもあります。

・RPA成功の要素

RPAを過大評価せずに得意不得意を正しく把握したり、製品の使い方を理解することで効果を発揮するものです。正しくRPAを利用できれば絶大なる効果をもたらすのも事実です。
本ブログはRPAを正しく利用するための情報を発信していきたいと思います。

まとめ

今回はRPAそのものの説明や、日本社会の課題からRPAに対して期待を解説しました。また、従来から存在するマクロとの違いから、RPAをより正しく把握する事の重要性を確認しました。
次回も引き続きRPAを深堀りしていきたいと思います。

Apachan

約10年間の代理店営業を経験した後にITに興味を持ちプログラミングを習得。営業で培ったコミュニケーション力を活かしつつ...業務現場からボトルネックとなる問題点を発見して、ITを活用した改善に日々取り組み中。
RPAに限らず、SaaSやGAS, VBA活用など環境にあった改善を心がけています。個人的にGASが好きです。
お気軽にご相談ください。

関連記事