UiPath StudioX 006 アプリ/Webレコーダーの利用

RPA UiPath(StudioX)

UiPath StudioX 006 アプリWebレコーダーの利用

読者のみなさま!こんにちは!!Apachanです。
前回はUiPath StudioXを使って”テーブル抽出”機能を利用してWebサイトから構造化データの取得を試みました。
今回もStudioXのイチオシ機能といわれる”アプリ/Webレコーダー”機能を試してみます。

目次
1.アプリ/Webレコーダー
・アプリ/Webレコーダーとは?
・作成するシナリオ
2.シナリオ作成
・作成手順
・実行結果
3.今後に向けて
・利用シーン
・注意点

1.アプリ/Webレコーダー

・アプリ/Webレコーダーとは?

アプリ/Webレコーダーをかんたんに説明をすると…
「テキスト入力」「Enter押下」などのユーザーがアプリやWebを操作する際の一連の処理を記録して、
いつでもUiPathのStudioXを通して記録した同様の処理を実行することができる機能となります。
UiPath以外にもRPAソフトにはこのようなレコーディング機能は含まれていますが、
製品により記録の操作性や実行時の安定性などで差が出るといわれています。

<レコーディングイメージ>
レコーディング機能イメージ

・作成するシナリオ

Webサイトを起動して、ID・PWを入力してログインを試みます。
続いてログイン後のいくつか操作を行った後にログアウトしてみます。
ブラウザはGoogle Chrome、Webサイトはfreeeを利用します。

<作成するシナリオのフロー>
StudioX アプリ/Webレコーダー サンプルシナリオ

2.シナリオ作成

・作成手順

アプリ/Webレコーダーを起動してユーザーの操作手順を記録していきます。
以下の手順をご確認ください。

※ 事前準備
アプリ/Webレコーダーが有効化されていない場合は、
リボン上のボタンをクリックして起動しようとしても警告メッセージが表示されます。

<アプリ/Webレコーダーをクリック>
アプリWebレコーダーのボタン位置

以下のような警告メッセージが表示されるため、まずはレコーダーの有効化をしましょう。

<警告メッセージ(※レコーダーが有効化されていない場合)>
レコーダー有効化の警告メッセージ

以下手順でレコーダーを有効化してください。
有効化の方法は、該当項目を「False」→「True」へ変更して「OK」を選択してください。

<レコーダー有効化の方法>
アプリWebレコーダー有効化の手順

① 自動化対象ウィンドウの認識
レコーダーが有効化できれば起動できるようになります。
リボンのレコーダーを押下すると、「アプリ/Webダイアログ」が起動します。
レコーディング(◎)押下前に自動化対象のウィンドウを起動しておいてください。
レコーディング(◎)押下後にウィンドウを選択しやすくするためです。

アプリWebレコーダークリック

以下のように対象ウィンドウが青半透明に活性化されるのでクリックしてください。

自動化対象ウィンドウの選択

※ Chrome拡張機能のインストール
Google ChromeにUiPathの拡張機能が入っていない場合には以下のようなメッセージが表示されます。
レコーディングをする際に必要な機能となるためインストールしてください。

Chrome拡張機能インストールのメッセージ

拡張機能の有効化は以下のように確認してください。
Google Chrome上部に拡張機能アイコンがあるので、UiPathのアイコンをクリックして「拡張機能を管理」を選択してください。
対象項目がオンとなっていればOKです。サイトへのアクセス可能な権限レベルも問題ないか確認しておいてください。

Chrome拡張機能の有効化

② ログイン(ID・PW入力/ログインクリック)
自動化対象ウィンドウが認識できましたので次はIDの入力を記録します。
①~③の手順で実行してください。PWも同様の方法なので説明は省略します。

<IDの入力記録手順>
① マウスカーソルをID入力欄へ移動。緑枠が表示されるUIとして認識されるのでクリックしてください。
② ①の操作後にID入力欄が緑半透明となるのでEnter、もしくはチェックアイコンをクリックしてください。
③ ②の操作後にID入力欄が表示されるのでIDを入力して、「確認」押下します。
ID・PW入力手順の記録方法

ID・PWの操作手順が記録されれば、ログイン押下を記録します。
ログインボタン上にマウスカーソルを移動すると緑枠が表示されるのでクリックしましょう。
その後にEnter、もしくはチェックアイコンをクリックすれば記録が完了します。
記録と共にログイン後の画面へ遷移します。

<ログイン押下の記録手順>
ログインボタンクリックの記録方法

③ ログアウトからレコーダーの保存
いくつかタブクリックの操作を記録してログアウトします。

ログアウト後に「アプリ/Webレコーダー」内の保存アイコンをクリックしてレコーダーを終了させてください。

レコーダーの保存

・実行結果

アプリ/Webレコーダーで記録したシナリオは以下のようにMain領域に生成されます。
早速実行ボタンを押下して動きを試してみましょう。

シナリオ実行

参考までにシナリオ実行を共有します。

 

3.今後へ向けて

・利用シーン

今回はお試し程度のデモでしたが、特定の社内システムから日々利用するデータをダウンロードするなどの操作は容易に代用できると考えます。
また、出力のみならず、システムにログインして帳票の内容を入力するような操作も問題なくいけるでしょう。
できることは限られていますが、従来のStudioに比べるとよりかんたんにRPAが使えるようになると実感しました。

・注意点

今回freeeに対してログイン/ログアウトの操作を行いましたが、freeeはAPIが充実しているのでRPAが向いている訳ではありあせん。
検討手順としては、freeeの提供APIでやりたい事ができるかどうか確認してから、RPAを検討するのが良いでしょう。
API非対応の社内の独自システムなどは迷わずRPA一択なのでStudioXを最優先で利用を考えて良いでしょう。

まとめ

今回はRPAツールの王道、アプリ/Webレコーダーというレコーディング機能を利用してみました。
かんたんなシナリオでしたが、StudioXを使ったレコーディング機能の利便性がなんとなくでも伝われば幸いです。
個人的には初見では操作方法は少し苦労しましたがすぐに慣れました。
ある程度のPCリテラシーがあれば誰でも使えそうな印象です。

Apachan

約10年間の代理店営業を経験した後にITに興味を持ちプログラミングを習得。営業で培ったコミュニケーション力を活かしつつ...業務現場からボトルネックとなる問題点を発見して、ITを活用した改善に日々取り組み中。
RPAに限らず、SaaSやGAS, VBA活用など環境にあった改善を心がけています。個人的にGASが好きです。
お気軽にご相談ください。

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