こんにちは!!Apachanです。
以前から気になっていたRPAツール「UiPath StudioX」をこれから学習していきます。
初回は実際に利用する前段階の準備として、UiPathの歴史や魅力など探っていきたいと思います。
目次
1. UiPathとは
– 現在まで経緯
– ユーザー数
– 第3者機関からの評価
– どのようなことができるか
2. UiPathの特長
– 対応アプリ数
– 直感的な操作感
– スケーラビリティ
– 日本語対応
3. UiPathの利用料金
– ライセンスについて
– Communityエディション
4. まとめ
UiPathとは
・現在まで経緯
UiPath社(厳密には前身となる会社)は2005年にルーマニアのブカレストで誕生しました。
2013年には、UiPathの記念すべき第1号となるデスクトップオートメーション製品を発売しました。
その後世界各国で現地法人を立ち上げて、UiPathの名称で一気に普及、その流れで2017年2月に日本法人も設立されました。
UiPath社がルーマニア発ということを知らなかった方も多いではないでしょうか?
RPAという言葉が浸透するかなり前から製品があったことに驚きを隠せません。
・ユーザー数
UiPathのホームページを見る限り、世界中のユーザー数は75万人以上と発表されています(2020年8月1日時点)。
日本国内は東証一部上場企業の時価総額TOP30の7割がUiPathと取り引きをしているようです。
具体的な数には言及されていませんが、大企業ほど一部も含めたUiPath利用の傾向が高いのでしょうか。
少し古い2019年7月22日のプレスリリースでは、日本国内Uipath利用のユーザー企業が1,000社突破と発表されています。
NTT-AT提供の純国産のWinActorは、2020年5月21日のプレスリリースで5,000社突破と発表されています。

単純に導入社数だけ見るとWinActorの方が上回っているように思いが、企業規模の考慮なども必要となるため、一概にどちらのライセンス数が多いとは判断できません。
また、過去導入したが現在は契約していない企業も含まれている可能性があります。
現時点ではこの2つに加えて、2021年3月より無償利用が可能となったPower Automate Desktopを加えた3製品がRPA3強といったところでしょうか。
※ 出典:UiPath社ホームページ(https://www.uipath.com/)
・第3者機関からの評価
UiPathは複数の第3者機関から製品として高い評価を得ています。
IT製品に関して様々な格付けをガートナー社からは、UiPathがRPA製品のリーダーと位置付けられています。
MM総研の「RPA国内利用動向調査2020」では浸透率というカテゴリでトップを獲得しています。
これは、企業の中で、利用部門、PC、従業員などへの浸透度を表したものなので、RPAの運用がうまく行っていると判断することもできます。
※ 出典:UiPath社ホームページ(https://www.uipath.com/)
・どのようなことができるか
業務を自動化する一般的な手段については、UiPathには一通り機能として兼ね備えられています。
UiPathのポイントは「UiPathの特長」にて解説していきます。
UiPathの特長
・対応アプリ数
ExcelなどのOffice製品、SAPやSalsesforceなど、自動化可能な対応アプリ数が多いと言われています。
・直感的な操作感
ドラック&ドロップでシナリオが作成できるUiPath Studioが使いやすいと言われています。
また、レコーディング機能もあるため、ユーザーの操作を録画して利用することもできます。
ノンコーディングであり使いやすいというのが支持されているポイントです。
・スケーラビリティ
1台からというスモールスタートが可能で、UiPath Orchestratorというサーバー型RPAにスケールアップすることもできます。
・日本語対応
グローバルなRPA製品としては早い段階より日本語対応していました。
日本国内で利用するためには日本語UIは必須と言えます。
3.UiPathの利用料金
・ライセンスについて
ライセンスは大きく分けると有償/無償の2種類あります。
機能の細かい違いはありますが、個人のお試し利用であればCommunity Cloudからで問題ないでしょう。
無償 | 有償 | |
---|---|---|
名称 | 2 | Enterprise |
対象 | 個人 / 小規模事業者 | 法人 |
サポート | 無 | 有 |
更新 | 自動 | 手動 |
利用制限 | 無 | 無 |
※ エンタープライズには60日間の無償の評価版あり
※ Community Cloudに制限はありませんが60日毎のアクティベーションは必須
・UiPath Automation Cloud for communityの利用条件
個人や小規模事業者であれば無償のUiPath Automation Cloud for communityを利用できるようですが、UiPath社の利用規約の中を要約すると以下のような解釈となります。
従業員が250人未満で、売上高が500万ドル未満の組織(関連会社を含む)の場合は、非本番利用だけでなく本番利用することが可能。

従業員数や売上高の条件は明記されていました。また、利用に関しては本番利用も可能なので、評価や検証だけでなく本番、すなわち実務で利用することもできるようです。
したがって、私自身は個人として活動していますので、本ブログではUiPath Automation Cloudを利用していきたいと思います。
まとめ
UiPathの現在の立ち位置を確認して、UiPathの特長やライセンス形態を確認しました。
UiPath Automation Cloudは条件を満たせば、高価なRPAツールが期間の制限なく無償で利用することができます。
本ブログは個人利用となるため、次回はUiPath Automation Cloudをダウンロードをしてインストールして利用したみたいと思います。