読者のみなさま!こんにちは!!Apachanです。
前回はAutomation Anywhere Community Editionを使ってWebサイトから為替情報の取得を自動化しました。
アクションをドラッグ&ドロップしてつなげることで、かんたんにシナリオが作成できることが伝わったのではないかと思います。
今回より業務上最頻出と言われる「Excel操作」については解説をしていきたいと思います。
目次
・事前準備
・Excelアクションの違い
・ファイルを開く
・文字列の置換
・ブックの保存
まとめ
・事前準備
Automation Anywhere Community Editionにログインして新規でBotを作成します。
下図のように新規Bot編集画面に遷移すればOKです。
デスクトップ上には今回利用するサンプルのExcelファイルを準備します。
適当な値をシートに入れておきます。今回は”apple”という文字列を”macbook”に置換するBotを作成します。
・Excelアクションの違い
Excelに関するアクション、「Excelの基本操作」と「Excelの高度な操作」の違いについて解説します。
基本的には「Excelの高度な操作」の方が対応しているアクション数の方が多いですが注意が必要です。
(下表参考)操作対象のデバイスにExcelがインストールされているかどうか、操作対象のExcelの拡張子などには注意してください。
今回は初歩的な操作を行うため、「Excelの基本操作」のアクションを利用します。
Excelの基本操作 | Excelの高度な操作 | |
---|---|---|
Excelライセンス | 不要 | 必須 |
拡張子 | .xlsx | .xlsx .xls .xlam .xlam .xltx .xlsm |
アクション数 | 15 | 53 |
・ファイルを開く
「Excelの基本操作」の「開く」を開始と終了の間にドラッグ&ドロップするとアイコンが表示されます。
アイコンをクリックして、プロパティの設定を行います。デスクトップ上のExcelは、参照ボタンを押下して選択してください。
設定が終わったら保存を押下しましょう。
今後ファイルパスについては様々なところで利用します。
Shiftを押したまま、対象ファイル上で右クリックするとパスを直接コピーすることも可能です。
こちらのパスを直接貼り付けても指定は可能です。
・文字列の置換
「Excelの基本操作」の「置換」を終了の上にドラッグ&ドロップするとアイコンが表示されます。
アイコンをクリックしてプロパティを設定します。
検索のテキストボックスに「apple」を入力して、「置換する」のテキストボックスに「macbook」を入力して置換できるよう設定します。
準備が整ったら、保存を押下して実行してみましょう。
シナリオ自体は正常に完了しますが、Excelファイルの中を見ても文字列(apple)に変更はなく意図した結果ではありません。
RPAあるあるですが、必ず「保存」までアクションが入っているかどうか確認してみてください。
・ブックの保存
前項目同様に「Excelの基本操作」の「ブックの保存」を終了の上にドラッグ&ドロップしてください。
プロパティで特に設定するものはありませんので、そのまま保存を押下してください。
実行、及びシナリオが正常に終了するのを確認してから、デスクトップ上のExcelファイルを開いてください。
設定した通り、文字列が、「apple」から「macbook」に変更されます。
まとめ
初めは困惑することもあるかも知れませんが、「Excelの基本操作」と「Excelの高度な操作」の大きな違いを押されば、
あとはアクションをドラッグ&ドロップで選択して、各プロパティを適切に設定すればかんたんにシナリオを作成することができます。
今回の開く、編集、保存は最も基本的な動作となりますが、次回以降はもう少し操作を深堀りしていきます。