読者のみなさま!こんにちは!!Apachanです。
前回はAutomation Anywhere Community Editionの導入方法について解説しました。
手順さえ間違えなければAutomation Anywhereの利用準備をかんたんに整えられるということが伝わったのではないでしょうか。
今回は構築した環境下でBotを動かしてみたいと思います。
目次
1.初めてのBot実行
・Control Room
・3つの作成方法
・Bot実行
2.エラーメッセージ
・発生事象
・解消方法
まとめ
※ 以下のように言語は日本語にて進めていきます。
1.初めてのBot実行
・Control Room
前回設定を行ったAutomation Anywhere Community EditionにログインするとControl Roomが表示されます。
Webベースのサーバー型RPAツールのため、ユーザーやBotなど全ての管理をControl Roomで行います。
Control RoomなくしてAutomation Anywhereは成り立ちません。
・Automation Anywhere Community Edition(ログインURL)
https://community2.cloud-2.automationanywhere.digital/
※ アップデートが早いのでUIの変更は頻繁に起こります。
< ナビゲーションウィンドウの主なメニュー >
ダッシュボード | ダッシュボードを表示 |
アクティビティ | 実行済や実行中のアクティビティを表示 |
Bot | Botの一覧を表示 |
デバイス | デバイスを表示 |
・3つの作成方法
テスト実行用のBotを作成します。
Botを作成する方法は3パターンありますが、いずれの方法でも問題ありません。
下記の作成方法①~③を参考にBot作成に進んでください。
作成方法①~③のいずれかを選択すると以下のようなダイアログが起動します。
Botの名前と説明に必要事項を入力して「作成と編集」を押下してください。
以下のような画面が表示されれば準備完了となります。
・Bot実行
テスト的な実行(ハローワールド的な意味合い)のため、メッセージボックスを表示させるだけのBotを作成します。
アクションの中からメッセージボックスを選択して、画面中央のフローパネルの開始と終了の間にドラッグ&ドロップします。
アクションのドラッグ&ドロップが成功すると、メッセージボックスのアイコンが表示されます。
このメッセージボックスのアイコンをクリックすると、画面右にアクションの詳細パネルが表示されます。
この中を編集することで、表示させたいメッセージなどを設定をすることが可能となります。
詳細パネルの設定が完了したら、実行ボタンを押下してBotを動かします。
実行ボタンを押下すると、以下のようにダイアログが起動します。
設定したメッセージが表示されればBot実行は成功となります。
今回は単にメッセージボックスを表示させるたけのBotでしたが、
内部の仕組みとしてはクライアントPCのBotエージェントに実行指示を送り、メッセージボックスを表示させております。
サーバー型のRPAツールですが、非常にかんたんにBot実行できることがわかります。
2.エラーメッセージ
・発生事象
今回Botを実行しようとした際に以下のようなエラーが発生しました。
RPAツールのみならずソフトウェアで不具合はよく発生するものです。
エラーが発生した際は、エラーメッセージをコピーしてGoogle検索をしてみましょう。
エラーメッセージでGoogle検索を行いました。
今回は必要ありませんが、必要に応じて検索オプションを利用して期間を直近に絞った方がいい場合もあります。
今回参考とした記事は以下URLです。
幸いにも日本語記事が見つかりましたが、海外製品の場合は英語文献も参考にできるとより柔軟な対応が可能となります。
要約するとデバイスとして設定したクライアントPCとの接続に問題があるようなので再設定することにしました。
※ Automation Anywhere A2019でデバイス接続エラーが出る場合の対処法
https://qiita.com/RPAbot/items/f2dc74ce269090336c29
・解消方法
クライアントPCからBotエージェントをアンインストールします。
アンインストールについては下図のようにコントロールパネルより削除してください。
その後は、前回ブログで解説したデバイス登録方法の手順通りとなります。
※ デバイス登録手順
https://trendlife.co.jp/aa002/
まとめ
今回は実際にBotを動かす方法について解説しました。
メッセージボックスを表示させるだけのBotですが、Automation Anywhereのようなサーバー型RPAツールの動きについて確認できたのではないかと思います。
また、実行過程の中でエラーが出た場合に解消法について参考までに紹介しました。
次回以降はより実践的なBotについて紹介していきたいと思います。